「CPC」という成分をご存じですか？
口臭をケアしたい人の強い味方となる成分「CPC」
特徴や安全性はどうなのか、など気になるところを解説していきます！
CPCは殺菌成分
CPCとはセチルピリジニウム塩化物水和物と呼ばれる殺菌成分です。
殺菌成分は色々な種類がありますが、CPCは安全性が高く少しの量でも殺菌効果が高いので、様々な製品に使用されています。
例えば、歯磨き粉や、ハンドソープ、化粧品、うがい薬などです。
CPCの副作用は怖い？
CPCは安定していて、安全性が高く、低濃度でも殺菌効果が優れています。
副作用に関しては、皮膚の発疹や口腔内や喉に刺激感が現れる場合があります。
妊娠中授乳中、その他口腔内や喉などの治療中には、CPC配合の製品を使用しても問題がないか、かかりつけの医療機関に相談しましょう。
お口の状態やなにを目的にするかで殺菌成分は選ぼう
CPCと同じく「殺菌成分」として「IPMP（イソプロピルメチルフェノール）」もよく歯磨き粉やマウスウォッシュに配合されています。
二つの違いは、どのような菌に有効なのかです。
CPCは浮遊している口内細菌に効くといわれていて、IPMPは、バイオフィルムという歯周病の原因になる可能性がある細菌の塊に効くといわれています。
口臭ケアをしたい場合は、CPC配合のタブレットなどで口内の浮遊している細菌を殺菌することで口臭をすばやく除去することが可能です。
歯周病ケアをしたい場合は、歯周ポケットなどで細菌が作り出す生態系であるバイオフィルムまで浸透するIPMP配合の歯磨き粉などを使用するとよいでしょう。
口臭の除去を行いたいならCPC配合成分を選ぶ
CPCが規定量配合された商品は、医薬部外品として「口臭の除去」が効果として認められています。
サプリメントなどの効果の実証されていない方法を試す前に、CPC配合商品を使用してみることは口臭の悩みの早期解決に役立つでしょう。