コンビニで手に入る口臭ケア商品といえば、ミンティアやフリスクです。
でも実はこの二つは、口臭を消す効果はありません。いくら食べても口臭が消えないのです。
この記事では成分からコンビニのお菓子である、ミントタブレットを解説していきます。
ミンティアやフリスクにはマスキング効果がある
ミンティアやフリスクの成分には、香料が使用されています。
香料でできるのは口臭を覆いかぶせ、ごまかすことがマスキング効果です。
マスキング効果は長時間は持続せず、一時しのぎの対策といえます。
根本的な解決にはなりません。
ミンティア、フリスクの成分をみてみよう
では、ミンティアとフリスクの成分を詳しくみていきましょう。
ミンティア
【原材料】
甘味料(ソルビトール、アスパルテーム、L-フェニルアラニン化合物)、香料、微粒酸化ケイ素、ショ糖エステル、クチナシ色素
フリスク
【原材料】
甘味料(ソルビトール、アスパルテーム、L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)、香料、ステアリン酸Mg、酸味料、乳酸Ca、緑茶抽出物、青色1号
どちらの原材料も甘味料がほとんど
比べてみると、この2つの商品の中身の差はそこまでないようです。
共通して、甘味料が多く使用されています。
人工甘味料の多さは気になるところ
ミンティアやフリスクの口臭への効果は臭いにニオイをかぶせてごまかす「マスキング効果」です。それを承知でリフレッシュもかねて使用している人も多いかと思います。
ただ気になるのは、人工甘味料の多さです。
少し各成分を調べてみました。
ソルビトール
ソルビトールは、じゃがいもデンプンやとうもろこしデンプン由来の人の腸では分解や吸収されない糖アルコールです。口に入れるとひんやりします。
アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)
アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)は、同じものだと考えます。
砂糖の160〜220倍の甘味を持っていて少量でも甘味を感じるので、ダイエット食品などに良く配合されています。
このアスパルテームは有害性の議論が最も活発な人工甘味料のようです。
原因は、アスパルテームの構造だそうです。アスパルテームは、身体に入ると、小腸でフェニルアラニン(50%)とアスパラギン酸(40%)というアミノ酸と有毒なメタノール(10%)に分解(消化)・吸収されます。
そのあと、通常のアミノ酸と同じ様にタンパク質に合成されたり、脱アミノ化された後にエネルギー源として分解されたりします。
メタノール(メチルアルコール)は、「目が散るアルコール(メチルアルコール)」として有名です。失明の危険や知能低下・認知症・心疾患・アトピー・不眠症などの原因になるのではないかと言われてて、多量に摂取すれば最悪の場合死に至らせる作用をもつ毒として知られています。
ただし、メタノールは自然界にも存在していて、野菜などにもごく少量含まれます。
アスパルテームに含まれているメタノールは野菜・果物より少量のため人体へ直接的な害はないと現時点では考えられています。
手軽だけど食べ過ぎには要注意
人口甘味料ができた初期の頃の成分には、発がん性物質であったと流通した後判明した成分もありますが、現在日本で使用されている人工甘味料は、現在までで人に有害なものではないと認められています。
ただし、人工甘味料は自然界には存在しなかった合成化学物質です。
いまでもその危険性を唱える学者もいて、賛否両論の物質であることは間違いないでしょう。
ミンティアやフリスクの主な成分は甘味料です。食べすぎると、おなかを下すこともあるので注意してください。
口臭の改善ではなく一時しのぎなので、歯磨きができるのであれば歯磨きをする、もしくは殺菌成分入りのタブレットに切り替えるなどもオススメです。