唾液の分泌量が口臭を左右する!

自分の口臭が気になる人は唾液の分泌量が少ないか、唾液の分泌を抑えてしまう習慣があるかもしれません。
唾液は口臭に対して、深く関わっています。
今回は唾液と口臭の関係について解説していきます。

唾液量によって口内細菌量が変わる

口臭には生理的口臭と病的口臭があります。

病的口臭は、虫歯や歯周病などの疾患が原因の口臭です。

唾液が大きくかかわるのは、もう一方の生理的口臭です。

誰でも、一番口臭が強いのは寝起きのときです。これも生理的口臭の一つです。

睡眠中は唾液の分泌があまりなく口内の自浄作用が弱まるので、悪臭ガスを発生させる口内細菌が増えてしまい、ネバネバとした乾燥気味の口内になり、寝起きの強い口臭になります。

人間の口内は唾液によってうるおいがある状態が良い状態です。

唾液は食事や普段の習慣や自律神経によってコントロールされて、1日のうちで分泌量が少なくなってしまうことがあります。

水分不足やストレスが多い方は要注意

唾液は口内を随時洗い流して、口内環境を保つ働きがあります。

唾液の成分の99%は水です。水分摂取をあまりしない方は、口が乾きやすくドライマウスという状態になっているかもしれません。

さらにストレスが多い方は自律神経が交感神経優位になっていて、唾液分泌が少なくコントロールされている場合もあります。

口臭が気になるときには、お水をよく飲むようにして、少しリラックスできる時間をとるといいでしょう。

唾液を少なくしない習慣をつけよう

唾液には食品を飲み込みやすくする働きのほかにも、口臭を抑える効果があることを紹介してきました。

水を飲む意外にも、煙草をやめる、長時間口を閉じていることが多い場合にはガムを噛む、唾液線(あご周りの唾液分泌を促進する線)をマッサージするなどの習慣で、唾液を意識的に増やすことも可能です。

唾液が足りないな、口内が乾燥しているなと感じるときには試してみるとよいでしょう。